学び つながり 校長のリーダーシップを磨く 小学校長会
岐阜県小学校長会 会長 五藤 政志
この度、会長という重責を担うことになりました。微力ではございますが、誠心誠意、精一杯務めさせていただきます。ご支援をよろしくお願いします。
さて、令和7年に、中央教育審議会教育課程企画特別部会は「自らの人生を舵取りすることができる民主的で持続可能な社会の創り手」を育成することを目標とした「論点整理」を示しました。
ここでは、2040年以降の社会を見据え、「令和の日本型学校教育」の継承・発展を前提として、「『主体的・対話的で深い学び』の実装」、「多様性の包摂」、「実現可能性の確保」の3つ方向性を三位一体で具現化し、多様な子供たちの「深い学び」を確かなものにする教育の実現に向けた教育課程の在り方等について検討されています。
私たち校長の使命の一つは、これらのことを踏まえて、資質・能力を確実に身に付ける学びの在り方を明らかにしていくことであると考えます。また、「変わらないために変わり続ける」という言葉の通り、校長が果たすべき重要な役割には、教職員の力を引き出し、地域や家庭と連携し、子供たちの可能性を信じ、挑戦を後押しする学校文化を創ることがあると感じています。
そのために、校長は自校にしっかりと軸足を置き、校長のリーダーシップを発揮し、経営ビジョンを明確にした創意と活力に満ちた学校経営の推進と充実に努め、児童一人一人に確かな学力と豊かな心、健やかな体を育むことに継続して取り組む必要があります。
義務教育の原点に立ち返り、知・徳・体の調和を大切にしたきめ細かな教育を推進することを通して、社会人として必要とされる資質・能力の基礎を培い、自立的に生きる児童の育成に鋭意努力を重ねていきたいものです。
それを踏まえて、岐阜県小学校長会は、「校長のリーダーシップ」をキーワードにして、組織的な研究を本年度も続けていこうと思います。校長のリーダーシップを磨くために、次の2点を大切にしたいと考えています。
1.「学び」
一人一人の校長が、志高く挑戦し続けていくことが必要です。組織のリーダーとして、仲間を支え、育て、導いていくため、夢を語り、未来の教育を描き、足元に心を配る眼差しをもって、共に歩む力を引き出していきましょう。子どもの可能性を信じ、教職員の力を信じ、学校という共同体を未来へと導いていくために、志高く挑戦し続けていくことが必要です。次世代の子供たちにより良い教育環境を提供するために、学校経営の充実と教育改革の推進等に一丸となって取り組み、学びを進めていきましょう。
2.「つながり」
校長も、学校においては一人職です。だからこそ、次代を創る人材を育む学校経営の在り方について、多様な視点から語り合い、学び合うことが必要です。地域、年齢や経験、世代を越えて校長同士の絆を太くすることで、多様な取組や価値観に触れ、自らの視野を広げる機会をもつことができます。志を同じくする校長同士が学び合い、互いに支え合う関係を創ることができるのが小学校長会です。互いの「つながり」を大切にし、将来につないでいきましょう。
「どんな組織でも同じであるが、トップの意識が間違っていなければ、組織は安泰である」という言葉を聞いたことがあります。教育界も同じです。様々な機会を通して、校長同士が「学び」、「つながり」たいものです。
結びになりますが、今年度は現研究主題での3年サイクルの最終年度となります。これまでの研究実践の成果を明確にするとともに、5年先の東海北陸岐阜県大会を見据えた新たな研究実践のスタートのために課題を明確にすることが必要です。
岐阜県小学校長会は、歴史と伝統を引き継ぎ、研究主題に掲げる「確かな学力と豊かな心 健やかな体を育み ともに生きる社会を創る児童の育成」を目指し、岐阜県の小学校教育の充実・発展のために、全会員の力を集結し、組織の総力を挙げて取り組んでいきます。
