時代の変化に真摯に向き合う「小中校長会」

岐阜県小中学校長会

会 長 清 水 昭 治

多くの先輩校長が築かれた伝統ある岐阜県小中学校長会の重責を担うことになりました。力不足ではありますが、組織内はもちろん他の組織との連携を大切にしながら、新元号「令和」の制定に象徴される時代の変化に真摯に向き合う「小中学校長会」を目指して精一杯努めさせていただきます。会員の皆様のご支援をお願いいたします。

教育改革が、関連法等の改正、教育の制度の改革、そして内容の改革と進められ、学校現場に大きな影響を及ぼすようになりました。さらに、新学習指導要領の全面実施を前にして、国においては、『Society5.0に向けた人材育成』や『「未来の教室」とEdTech研究会』など議論が活発に行われ、教育改革が今後一層加速することを予感させます。その一方で、公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドラインが示され、1か月45時間、年間360時間を超えないようにするという、具体的な数値が示され、確実な対応が求められています。

また、本県においては、新たな岐阜県教育大綱や第3次岐阜県教育ビジョンが策定され、それらを踏まえた教育の展開も求められています。

こうした様々な変化に真摯に向き合うために、小中学校長会としては、以下の2点を大切にして活動を推進していきたいと考えています。

 

■ 互いに学び合う「小中学校長会」

激動の時代にあっては、学校現場で今最も学ばなければならないのは、他の誰でもない校長であるという認識を会員の皆さんと共有し、互いに学び合うことを大切にしていきます。

新学習指導要領ではカリキュラムマネジメントが求められていますが、実態に応じた重点化や焦点化が必要であり、高度な専門性と見識が求められます。また、教科横断的な指導を行うカリキュラムを編成する際には、国における議論で示された『「変化・複雑性・相互依存」が進み予測不可能性も高い社会では、日本の教育の「強み」が「弱み」に転じる面もある。』というフレーズの意味を深く考え、編成をリードする力を付けなければなりません。

また、価値観の多様化により、学校に対して様々な要求がなされるようになりました。中には理不尽と思われるものもあり、教職員が肉体的・精神的に疲弊する一因となっています。こうした要求に対しては、法律の専門家等を効果的に活用して適切に対処する方途について、学び合う必要があります。

これらの課題については「教育問題審議会」を中心に研究し、その経過報告や答申をもとに「代議員会」等で意見交流を活発に行い、郡市の小中学校長会へ還元していきます。

 

■ 他の組織との連携を密にする「小中学校長会」

「働き方改革」は教育委員会と連携し、具体的な取組が進められていますが、ガイドラインを具現するためには、短期・中期・長期の見通しと役割を明確にするなど、さらなる連携が必要です。また諸先輩や事務局の方々のご尽力で移転した校長会館ですが、暫定的な措置にすぎません。教育会館の建設や県有施設への移転などの要望を行うに当たって、教育委員会だけでなく県PTA連合会、退職校長会などと歩調を一にして取り組む必要があります。

これらを踏まえ、懇談会のもち方や要望のあり方を工夫し、点から線、面の連携となるように、取り組んでいきます。

校長としてのやりがいは、学び続けることと、子どもに足場をおいてチャレンジすることで味わえると思っています。会員の皆様と共に歩みながら、やりがいを共有する一年となるよう願っています。