学び合い、支え合う「小中学校長会」

岐阜県小中学校長会

会長 長村 覚

伝統ある岐阜県小中学校長会の重責を担うことになりました。力不足ではありますが、組織内、他の組織との連携を大切にしながら、精一杯務めさせていただきます。会員の皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

さて、新型コロナウイルスの影響に伴う大混乱の中、令和2年度がスタートしました。もともと本年度は、学習指導要領の全面実施、いじめ問題、不祥事の根絶、働き方改革など、多くの課題への対応が求められていました。これらに加え、予測不能で世界的な問題である新型コロナウイルス感染防止という難問が私たちの前に大きく立ちはだかる状況です。日常行う授業や給食、部活動等の在り方のみならず、運動会や修学旅行等の学校行事の実施方法についても頭を悩ませる日々が続き、状況によっては瞬時の判断が求められます。このような厳しい状況だからこそ、今まで以上に校長同士が互いに学び合い、支え合う「小中学校長会」でありたいと思います。

昨年度末、子供たちがいない学校での勤務、在校生や保護者が参加しない卒業式等を経験しました。その中で、「子供たちがいてこそ学校」「子供たちの笑顔が私たちのやりがい」「学校行事は、子供たち、保護者、地域の方々にとってかけがえのない時間」など、学校教育の価値や重要性を再認識しました。子供たちの成長のために、子供たちと共に精一杯歩む岐阜県の教育を目指したいと考えます。

そのために、以下の2点を大切にして活動を推進していきます。

■ 学び合う「小中学校長会」

先に述べた諸課題の対応に関しては、国・県・市町村の動向や改訂された法令等を正しく認識し、学校や地域の実態に応じて適切に実施することが重要です。こうした観点から、まず校長が互いに学び合うことを大切にしていきたいと考えます。

特に、学習指導要領の全面実施に伴い、子供たちや地域の実情等を踏まえたカリキュラム・マネジメントの確立が求められています。各学校において、教科横断的な視点からの教育活動の改善、教科等や学年を越えた組織運営の改善を図ることができるよう、参考となる情報提供を行いたいと考えています。

また、県内でスクールロイヤーの活用が広がっています。制度的な内容のみならず、実際の活用事例に関する成果と課題を共有し、望ましいスクールロイヤーの在り方について学び合うことは、市町村教委への要望等にも生かせると考えます。

これらの課題について「教育問題審議会」を中心に研究し、その経過報告や答申を郡市の小中学校長会に情報提供します。また、各校長先生方には、これまでに作成された資料も有効に活用していただくようお願いします。

■ 支え合う「小中学校長会」

昨年度末に臨時休業が要請された時、その対応について市町村内の学校のみならず、他の市町村の動向について情報交流が行われました。このように県内の動向を確認することは重要な判断材料になります。今後も、必要に応じ県内の連携が可能になるようにしたいと考えます。

小中学校長会は、小学校長会・中学校長会と違って全国とのつながりはありませんが、県内の各組織・団体等との連携を大切にしています。例えば、小中学校長会が県教育委員会に対して行う要望については、市町村で行われている要望内容を踏まえたり、市町村教育委員会連合会と連携したりしながら行ってきています。こうした連携を一層大切にしながら、各校長先生方に有益となる活動を推進していきたいと思います。